こんにちは。
ソフトボール上達練習法研究会会長のかとう由香です。

今回は、私が理事長を務めるNPO法人元気健康活動協会の元気ソフトボールアカデミーで行っている
『コーディネーショントレーニング』の一部を映像化しました。



対象者がゴールデンエイジではないけど…

小学生・中学生に限らず、高校生の皆さんでもウォーミングアップで活用できます。

とくにポストゴールデンエイジが取り組んでいる「反応のトレーニング」は
高校生・大学生・社会人でも取り入れているチームも多くあります。

また、小学生チームが中学校に、中学チームが高校に、高校生チームが大学・社会人チームに 合同練習や講習会に参加したとき、ウォーミングアップで十分使うことができます。

まずは、説明をご一読ください。



運動神経は12歳までに作られる

人の運動能力に関する両親からの遺伝的因子は約10%、残りの90%は後天的なものといわれており
成長過程における環境と運動の取り組み方が重要です。

運動神経と体力とは違うもので、運動神経とは、脳と筋肉をつなぐ回路のことを言います。



スキャモンの発達発育曲線

20歳時の臓器を100%とした発育増加率

スキャモンの発育発達曲線を参照すると、
神経系統は生まれてから5歳頃までに 80%の成長を遂げ14歳くらいでほぼ 100%になります。

この時期は、神経系の発達の著しい年代で、さまざまな神経回路が形成されていく大切な過程となります。

この時期に神経回路へ刺激を与え、その回路を張り巡らせるために多種多様な動きを経験させることは、とても大切なことです。

また、技術を要する運動は、12歳以前に経験しておかないと経験した人間と比べた時大きな差が生まれます。



ゴールデンエイジとは

ゴールデンエイジ(golden age)という言葉を耳にしたことがありますか?

13歳(中学生)から、ポストゴールデンエイジと呼びます。
運動能力が急速に発達する時期をいいます。

その前のゴールデンエイジは、9歳から12歳(小学中学年から高学年)までの
運動能力が急速に発達する時期をいいます。

この時期に効果的なトレーニングをすることでより大きな成長が期待できます。

また、5~8歳(小学低学年~中学年)のゴールデンエイジ前の時期をプレ・ゴールデンエイジと呼び、ます。



コーディネーショントレーニング

スキャモンの発育発達曲によると5~8歳頃(プレゴールデンエイジ)に神経型が著しく発達しています。

この時期には、常に多様な刺激を求める特徴があります。
たとえば、突然座り込んで地面に落書きをしたりするなどの行動を見かけることがあると思います。

ですから、飽きさせないで楽しませるような遊びの要素を含んだトレーニングが必要となります。

これが、コーディネーショントレーニングです。

プレ・ゴールデンエイジの時期に、コーディネーショントレーニングを行うことによって、
次の段階のゴールデンエイジ(9歳~12歳頃)、ポストゴールデンエイジ、
さらには将来への準備となります。

一流のスポーツ選手は、コーディネーション能力が高く、そのほとんどの選手が子どもの頃に
さまざまな遊びを体験しています。

遊びの中で、さまざまな動きを体験することによって、自然に神経系や感覚器系が刺激されています。

コーディネーショントレーニングは旧東ドイツがアスリートを育成するために考案したトレーニング方法で、
7つの能力を高めるためのトレーニングです。

【コーディネーション7つの能力】

Ⅰ. リズム能力 真似をしたり、リズム感を養ったり、タイミングを上手に掴む能力。
Ⅱ. バランス能力 身体のバランスを維持し、崩れた態勢を素早く立て直す能力。
Ⅲ. 連結能力 タイミングを合わせ、身体全体をスムーズに動かす能力。
Ⅳ. 定位能力 動いているものと自分の位置関係を把握する。
Ⅴ. 反応能力 合図に素早く反応して正確に対応する能力。
Ⅵ. 変換能力 予測した状況の変化に対して、素早く動きを切り換える能力。
Ⅶ. 識別能力 手や足、用具などを上手に操作する能力。

以前は、元気ソフトボールアカデミーの対象者は、ゴールデンエイジとポストゴールデンエイジでしたが、
最近では、プレ・ゴールデンエイジを対象としたクラスに力を入れております。

なぜなら、日々指導する中で、プレゴールデンエイジのうちからに力を入れることが急務と感じたからです。

コーディネーショントレーニングの指導は、高 夕子トレーナーが行っております。

高夕子 プロフィール

高夕子

高鍼灸マッサージ
岐阜県立土岐商業高等学校卒業、
ソフトボールの投手として、松下電工津工場 3年、NEC静岡 4年、東邦銀行 2年、デンソー 2年、湘南ベルマーレ 2年 計13年の現役生活を送る。
26歳から3年間は、全日本強化投手
鍼灸マッサージの専門学校進学後、国家資格取得。
スポーツマッサージ治療院にて、4年勤務後、2013年独立。高鍼灸マッサージ開院。
現在、訪問治療+コンディショニング、ピッチング講習会講師や日本リーグトレーナーの他、チーム指導、個別指導等で活躍中。

※所属は、撮影時点のものです。




さあ、遊び感覚で楽しく取り組んでみましょう!!

【ダイヤモンドを使った動き】 リズム能力+バランス能力+定位能力+変換能力+識別能力

ジグザグ走 ・・・ マーカーに対してジグザグに正確に走ることで走者、守備者に対してよけながらもベースに走る練習ができます。(バランス・変換)

ラダー ・・・ 左右の手足をスムーズに動かしバランスよく動かす練習になります。(リズム+バランス)

縄跳び走 ・・・ 縄跳びを使いながら走ることで、道具を上手に使う(バット・グローブ)練習になります。(識別)

ミニハードル ・・・ ぶつからないように走ったり飛んだりすることで障害物に対しての身のこなしの練習になります。(定位)

※ソフトボールは左回りの動きが多いため視野が偏りがちになりますので、アップなどではダイヤモンドを右回りでも使い体を動かすとバランスの良い動きができるようになりますので、左まわり右回りで動いてみましょう!


(1) 左回り
(2) 右回り



【その場でする動き】 リズム能力+連結能力+反応能力

・マリオネット ・・・ 腕と足の動きを同時(リズム)に違う動きに(連結)することで、いろいろな動きに対応できる動きができます。



・足の動き ・・・ 足の動きを中心にリズム感覚を養います。



・手足のジャンケンリズム ・・・ 腕と足の動きを同時(リズム)に違う動きに(連結)することで、いろいろな動きに対応できる動きができます。



・もも上げストップ ・・・ 指示に従って止まることでバランス感覚反応能力も高まります。



【ボールを使った動き】

・上に投げてキャッチ ・・・ 定位能力+識別能力
上にボールをあげる際に投げたい場所にコントロールする(識別)、ボールをとるときにボールが落ちてくる位置や距離を判断(定位)する能力を高めます。 ソフトボールをする上で一番基本となる動作に役立ちます。



・ジャンケンキャッチ・・・反応能力+変換能力
じゃんけんをして勝ち負けを判断(変換)した後、ボールを落とすのか受けるのかの判断(変換)をし、素早く反する能力を高めます。そうすることで、試合中の判断に役立ちます



・ボール置き ・・・ 定位能力+変換能力+識別能力
マーカーを使うことでベースまでの位置や距離を(定位)素早く判断し切り返してボールを置くことで 次の動きへの変換能力を高め、ボールを正確にマーカーに置くことで(識別)、全力で動いているからだに対して強弱をつけながら正確な動きができるようになります。



【ジャンプとダッシュ】 バランス能力+反応能力+変換能力

(1) ジャンケンターン・・・ジャンケンをして勝ち負けの判断(変換)をし、素早く(反応)
ターン(バランス)をして元の位置に戻るとボールを追いながら動くことがスムーズに行えます。



(2) リアクションダッシュ・・・反応能力+変換能力
指示者の行ったことに判断(変換)して、素早く(反応)することで試合中のお互いの声かけや指導者の指示に素早くこたえられる能力を高められます。



(3) ジャンケンダッシュ・・・反応能力+変換能力
じゃんけんをすることで目の前で行ったことに判断(変換)して、素早く(反応)することで試合中のお互いの声かけや指導者の指示に素早くこたえられる能力を高められます。



ラダーを使っての動き ・・・ バランス能力+定位能力+変換能力

ラダー ・・・ 左右の手足をスムーズに動かしバランスよく動かす練習になります(リズム+バランス)ラダーをしながら横からボールを投げることでもう一つの意識ができますので、試合中にボールの行方とランナーの動きの両方を見る練習になります。



同時キャッチボール 定位能力+識別能力

同時に相手にボールを投げ(識別)、その後投げられたボールに対して取る(識別)
同時に行うことで集中力も身につきます。



反応のトレーニング 反応能力+変換能力

指示者の手での指示に対して素早く反応することで、動き始めの速さの能力を高められます。
慣れてきたら、指示に対して反対に動くなど挑戦してみてください。

指示者がタッチするマーカーの色と選手の体の周りにあるマーカーの色と同色を足でタッチすることで位置の記憶(変換)と指示に対する素早い反応能力を高められます。
ソフトボールのプレーおいては、ランナーの位置に対してや守備者の位置に対しての攻撃に役立ちます。
慣れてきたら、手や肘でタッチすることなどをやってみてください。


とにかく楽しみながら行ってください。

その動きができなくても注意したり叱ったりしないでください。

成長の時期は個人によって違いますので、指導者の皆さんは気長に、
選手は楽しみながら行っていただきたいと思います。







商品番号 S0118

定価 6,300円(税込)
<収録時間:37分 撮影年2016年>

NEW! プレゴールデンエイジからやっておきたいコーディネーショントレーニング



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